君に愛の唄を




「なんてね…心菜ちゃんってモテてるんだね~

俺の好きな人中田心菜ってやつだからお前は好きになるなって言われた」




沢村蓮は悪戯っぽく笑って言った。



どうせ嘘でしょ?




私を好きな物好き、そういないよ。




「でも、わかるなぁ~…心菜ちゃんがモテるの。

俺も心菜ちゃんのこと好きだから!」



「はぁ!?」




私は勢いで腕を前に出した瞬間に手帳と鉛筆が勢いよく地面に転がった。



しまった!!




私は急いで手帳と鉛筆を拾った。



でも、逆に急ぎすぎて沢村蓮には怪しく見えてしまったのかもしれない。




「その手帳…見られちゃ困るの?」



「べ、べっつにぃ~」




恐る恐る沢村蓮を見ると私のすぐ近くにいて、眼鏡を上に上げる仕草をしていた。




「その手帳見せて♪」




無理!絶対に無理。




だって、今まで出したココロの曲の歌詞が書いてあるし…




もし、ココロの曲を知ってたら…





バレちゃうじゃん!!!!





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