【完】好きです片桐くん!!
「片桐くん、チュウしてくれないの??」
首をコクンと傾けて、片桐くんをジッと見つめながら言った。
「〜〜〜〜〜っ!?」
「あ〜れ〜?何か片桐、顔が真っ赤だぞ〜??」
片桐くんの頬をツンツンつつきながら、ヒョイッと南条先輩が顔を出した。
「な、そ、そんなわけないでしょう!?」と言って、片桐くんは南条先輩の手を振り払う。
「とにかく橘!そのことは忘れてくれ。と言うか忘れろ!!」
「えー、無理だよ〜!!」
「無理じゃない!やれ!!」
「むうう〜っ」
極限に私は不満そうな顔をしたが、片桐くんはそんな私を無視した。
うう、片桐く〜ん…
「じ、じゃあじゃあ!今日の放課後、私の家に来ない??」
「は??」