【完】好きです片桐くん!!
「い、いや…美羽ちゃん?」
「うわあああ!片桐くん待っててね!!今、行くからねえっ!!」
「いや、看病はいいけど…美羽ちゃん、片桐の家知ってるの?」
「………あ」
ズガーン!!と、一気に気持ちが沈んでいく。
わ、私…片桐くんの家知らないよお!!
「で、でもでも…片桐くんの看病に…せめてお見舞いに、行きたいんだもん…」
「美羽ちゃん…」
涙目になる私を、南条先輩は心配そうに背中をさすってくれる。
うう…片桐く〜ん…
「巧の家、連れて行ってあげましょうか??」