【完】好きです片桐くん!!



「え?あ、あの!!」


グイグイと引っ張られ、ズルズルズル〜と剣道場から引っ張り出される。


「ほ、本当に教えてもらっても良いんですか??」

「良いわよ別に!!ミサキ、可愛い子には凄く弱いの♪」


そんな会話を繰り返している間も、どんどんどんどん道を進んでいく。


「あ、ここよここ!!」

「ここが、片桐くんの家…」


ミサキさんが指を指した家は、シンプルな茶色い外壁の一軒家だった。

ふわあ…こ、ここが片桐くんの…


「じゃあミサキ、見たいテレビがあるから帰るね〜!」

「え、えええ!?ミサキさん帰っちゃうんですかっ!?」

「ミサキ空気読める子だし〜、まあ頑張ってね美羽ちゃん!」



< 96 / 322 >

この作品をシェア

pagetop