キラキラ☆
「俺が…俺が、いつもみたいに麗香を家まで迎えに行っていれば…こんな…こんな…。」


誠くんは、自分を責めていた。



「誠くんのせいじゃない…。」


誠くんの隣に座り、誠くんの肩に手を置きながら、麗香先輩のお父さんが言った。


「だけど…、俺…俺…っ…くっ…」




「…待とう…手術が終わるのを…。麗香は…強い子だよ。」



「…おじさん…。」


誠くんは涙に濡れた顔で頷いた。





信じるよ…あたしも。




麗香先輩は強い人だもん…。


絶対に助かる…。




また、


また、いつもの笑顔見せてくれるって…―。





あたしは、コートのポケットから電源の入ってない携帯を取り出し、麗香先輩から貰ったストラップを握りしめた。



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