街で君の唄を聞いた




やっぱ此処にもあるんですね。砂漠の国。
所謂オアシス。

ダーバン巻いてる人が多いし、肌が濃い人も多い。

つか太陽半端無くヤベェ。
超サンサン。焼けるのも無理ない。

あんま焼けたくないんだけどなぁ。



「あー…暑いー…」

「お前の髪見てるだけで暑いんやけど」

「地毛や!!仕様がないやろ!?」


コッチとしても、見てるだけで暑い。特に喧嘩されるとな、ムシムシすんだよ。
だから喧嘩はしないでもらえるとかなり有り難いんだけど。



「お前等暑い言うな。俺はどうなるんだ」

「馬鹿だな。黒い服着なきゃあいいのに。光吸収するから暑いをだろ?ざまぁねぇな」

「もうちょっと女の子らしい言葉使えよ…」

「残念だったな。あたしがこんなんで」

「あぁ…、ホントに残念だ…」

「ムカつくなお前」

「ほめ言葉として受け止めよう」

「…お前等4人、王に挨拶しに行った後、隔離するぞ」

「「「「…すいません」」」」


ヴィーノの一言、殺意が込められてる…。

しかも目なんて光らせてる。
コイツは敵に回したら、即行で殺されるに違いない。

何かさ、足蹴りとか、普通にやりそう。
というか、やらないわけがないというか…。
あ゙ぁん?みたいな感じのオーラを放って、近づけさせない勢いで薙ぎ倒しそう。

Oh it wonderful...



って阿呆な事考えてるうちに着いたし。
話が出来過ぎてて怖ぇーよ。

つか早すぎだろ!?

入り口付近から近くていいのか!?




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