街で君の唄を聞いた
あれ、何かヴィーノにぶつかって、更にはお姫様抱っこされてるな☆
………。
「おろせぇぇぇぇぇぇぇえ!!」
「海に落とすぞ?いいのか?」
「うわぁぁあファーストお姫様抱っこぉぉぉぉぉお!!このやろヴィ痛ッ」
「五月蝿い」
何もグーで殴るこたぁねーぜ。ヴィーノさん。
しかも女の子に向かって!
「でも冷灯って胸ぺったんだったら男だよね」
「ラグアス殺すぞ手前ぇ…!!」
担がれないだけマシだけども!!
恥ずかしいぞコレェェェエ!!
「ヴィーノ狡い!俺だってレイヒちゃんをお姫様抱っこしたい!早う合図だしぃ!」
「いや、レザとメレナは拒否」
「俺も!?」
兎に角どこに向かうんですか、ヴィーノさんよ。
まさかとは思うが、敵船は無いよな?
いや、だって行って何すんだよ。
だって既にもう攻撃して相手狼狽えてるのに、これ以上何をするんだ。
「一つ伺ってもよろしいだろうか」
「何」
「どこ行くの」
「敵船」
「何も聞かなかったことにしとく」
なんて言いながらも、徐々に敵船な近付いて行きます。
相手がどの位居るのか知らないのに、乗り込む気なのか…?コイツ…。
つーか、そもそも何で連れてきたのがあたしなんだよ。
レザ連れてきて船ごと燃やせばよかったんじゃ…。
や、あの、男なら担いでもいいじゃん?
だって男をお姫様抱っことか死んでもしたくないだろうし。
…死んだら出来ないけど。
「レイヒ、船に穴開けろ」
「どうやってだよ」
「剣で、に決まってるだろ」
いやいやいやいや!どうやってだよ!
だって普通に剣で叩いても、普通にビクともしないと思いますけど!?
「詠唱出来る事を忘れたか?」
「あぁ、なんだ。てっきり剣で攻撃するのかと思ったー…」
「学習能力無し…」
「はぁッ!?」
さり気なく言うな!
あとプラスアルファーでため息出すな!
つかそこは記憶力じゃないのか!?