もう1人の彼氏
ドキドキしながら週末を迎えた。


週末は、初めてタカのアパートに行くことになった。

家に行くということは、何が起こるかも想定して…



タカのアパートは綺麗に片付いていて、絶対にA型だと確信した。


アパートに着くなり、すぐに抱きしめられ、
「絵里香、つきあおう。」
と言われた。


アパートの部屋で、たくさん話をして、
近所のスーパーへ手を繋いで行って食材を買って
アパートへ戻りご飯を一緒に作り、食べ
そして、一緒にシャワーを浴びた…


…その日、私は泊まった。


私が初めてだということに驚きながらも、優しかった。


この人が初めてで良かった…と思った。



夜になっても、私たちはたわいない話をいつまでもしていた。

そして「絵里香、お人形さんみたい。」と言いながら、私を抱きしめて眠った。


私はどこかで、この人は本当に彼氏なのだろうか?と不安を感じながら、寝顔を見つめていた…
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