今日も明日も、君を



―――ガシっ!

「危ねぇな、ったく」


……痛く、ない。

本来だったら地面に這いつくばる格好になるはずだったのに、私はそれを免れている。

恭平さんに抱きかかえられ、無事でいるようだった。

「わっ!ごめんなさい」

私は急いで離れようとした。
しかし、それはかなわなかった。



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