オレの破裂と15分前
「やっぱり、オレの事は知っていたのか」
「最初に入社した時に、一番初めに声を掛けてくれたのが、石上さ……じゃなかった、トシユキだったの」
「え?」
ナツミは、ようやく顔を上げ、オレの顔をしっかりと見始めた。
「面接の時、どこに行けば分からなくて……。玄関先でウロウロしていたあたしに、声を掛けてくれて」
どことなく、ナツミは嬉しそうだ。
「“総務課はここだよ”って、教えてくれ★☆▲□●…」
「ふーん」
申し訳ない事に、オレは全くそれを覚えていない。