オレの破裂と15分前


「まぁ同僚からの評判が良かったし、顔も可愛かったし」


「そうかなぁ!?」


「そうそう、お前、社内で一番人気らしいぞ?」


「え!? あたしが?」



ナツミは、大きな声を上げ、驚いた。



「おう。お前を狙ってた同僚が言ってた」


「ウッソー。そんな話、聞いた事もないよ!?」


「そう言う噂は、本人の耳には入らないんだよ」


「ふーん。そう言うモンなんだ」



オレは寄り添う様に、ナツミの隣に座り直した。



「ハッキリ言って、オレはお前の事を何も知らない」


「え?」


「言っただろ。“もっと知りたい”って」


「あ……」



そしてタバコをもみ消し、ナツミの肩を抱き寄せた。



「もっと知りたい。教えてくれ。お前の事」



「んっ……」

< 40 / 186 >

この作品をシェア

pagetop