愛する意味
声をかけてきました。

『足疲れたのか?』

『少しだけ火傷しちゃったみたいで…』と足の裏をみせました。


次の瞬間…


お姫様抱っこ!!


ヒョイと軽々持ち上げた涼太の腕は物凄くたくましく、白馬の王子様のようでした…


『恥ずかしいからおろして』


『いいの!!痛いんだから甘えろよ』と…

甘えることにしちゃいました。


いま思いだしても恥ずかしいです。
でも、忘れられない最初で最後のお姫様抱っこ。


日が沈みきってからはみんなでコンビニに花火を買いに行きました。


色んな種類を買い込んで砂浜へ戻りました。


花火をするのは小学校のときに家の庭でしたくらいなので、普段みせないようなはしゃぎようになっちゃいました。


舞は涼太のそばからはなれないようにそばにいました。


涼太も気づいたみたいで近くにいてくれました。
『舞は何才なの?』

『みんな16才だよ。高校生』


『学校ちゃんといくんだぞ』と頭を小突いてきました。

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