私の彼氏君
        ~第1話~

朝学校に来て教室へ向かう

廊下を歩く度に速まる胸の鼓動


今日こそ………今日こそ言うぞ!!

昨日は緊張して言えなかったけど、今日は絶対にあの子に…………



「あっ皆川君」

角を曲がると目にはいったのは、探していた女の子

朝一番に君に会えた事も嬉しかったけど
それ以上に名字を呼んでくれた事に驚いた

そんな余韻に浸っている間に、今日の目標を忘れてしまうところだった。


「えっえっと…………おっおはよう!!!」

どんだけ吃るんだよと、自分で思いながらも、やっと言えた君へのおはようの一言

それだけで嬉しくて顔が緩む


「おはよう」

そんでもって、君からの笑顔とおはようの一言で、俺はこんなにも幸せになれるんだ





【小さな幸せ】

君におはようの挨拶が出来たこと
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