飴色蝶 *Ⅱ*
雪乃の言葉で、私は目が覚めた
 
悲劇のヒロインになっている
時間なんて、私には無い。

菫は、お腹に手をあてて
深呼吸をする。

イオリを、愛しているか

愛していないか。

好きか、嫌いか・・・

彼の手を取るか、取らないか。

ただ、それだけの事。

二人の関係がどうとか

彼女がどうとか・・・
 
正直、考える事は

苦痛でしかない。

それに、幾ら考えても

私は当事者じゃない
 
答えなんて出ない。

全ては、憶測でしかない。

庵に逢って話して

私は、これから

どうするか答えを出す。
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