†禁愛†~明日もあなたをスキになる~【完】
  

 叶音は、一人2階へ上がる。



「あの…うちに何か?」


 沙世は、家の周りをうろつく怪しい相手に声をかける。


「叶音、叶音は、何処だっ!!」


「あっ…あの。相模 煌さんですか?」


「そう…だけど……」


 煌は、首を傾げる。


「義姉は、もう居ません。二度と逢えない遠くに行きました。」


「なんだって!!」


「あなたが来たら“伝えて”と言われました。義姉の事は、忘れてください。」


 沙世は、言って家の中に入って行った。

 煌は、泪が溢れた。



 真実は、知るべきだったか…
  知らなければ良かったのか…


  
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