†禁愛†~明日もあなたをスキになる~【完】
  

「はいはーい。」


 戍は、にっこり笑って居なくなった。


「椿さんごめんね。」


 煌が優しく謝って来た。


「気にしないで。」


 叶音が返すと煌は、戍の後を追った。


「どうしたの、叶音。」


「そうよ。手を握られたくらいで固まって。」


 麻央と早希は、首を傾げる。


「なんか…変な……感じ。」


 叶音は、胸元を撫でる。


「「…大丈夫?」」


「……うん。」


 叶音は、頷いて席に着いた。

 入学式は、無事終わった。



 これが…私の宿命の本当の始まりだった。


  
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