容姿端麗6人組


「ライバル出現っ!」


この声は……、つかさだな。

振り返ると足を組んで、日焼け止めをぬっていた。


「あら、何かしら?」


とぼけた声で、俺を見上げるつかさ。


「な、何って。お前わざとだろっ!」

「早く告っちゃえばいいのに……」

「おい、人の話聞けよ!てか、デカい声で言うなっ」

「誰も聞いちゃいないわよ。」

「それに……。こ、告るなんて…」

「本当の事でしょー??アンタの方が、誰よりも先に知り合ってたのよ?幼馴染みなんでしょ!」

「う、うるせぇ!!先に行ってんぞっ!」


たく、アイツは…

言いたい事ハッキリ言えるヤツだな…。
昔っから…。


それに俺だって分かってんだよ。

アイツはハッキリ言いたい事言えるかもしんねえけど、俺はなかなか言えねえんだよ。

そういう面では、尊敬してんだよな。













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