容姿端麗6人組
「どうしたんだよっ。お前さっきまで、散々恐くないって言ってなかったか??」
「ち、違うよ~~!」
「じゃあ、どうしたんだよ…。」
「こーんにゃーくー!!」
「はあ?こんにゃく!?」
舞が悲鳴をあげたのは、お化けにではなく……
『こんにゃく』だった。
「こんにゃく~!!大っ嫌いなのー!!!気持ち悪い、気持ち悪い、近寄るなぁー!!」
俊は、背後にいる舞の腕を掴み、少し歩いた。
こんにゃくから離れて、舞は少し落ち着いたようだ。
「そんなに嫌いなのかよ。」
「トラウマ…。」
「トラウマ?」
「小学生の頃にね。今みたいに肝試しをやった事があって……。」
「うん。」