容姿端麗6人組


「つかさちゃん?俺、泣いちゃうから。」

「えー、凄い迷惑ー。」

「ゔぅ~」

「アンタは、か弱い女の子かって!!」

「そんなに離れて、歩かなくたっていいじゃんか…。」


つかさは俺と話してる間に、どんどん距離を離してく。


「何で今日、家の前に居たの?」

「ん?つかさと登校したかったから♪」

「ふーん。まあ、いいけど…」

「素っ気無い~。やだ、やだ、もっと優しくしてよっ!!」

「アンタは女子か、って言ってんでしょ!?周りからしてみれば、男と女の発言逆だからね?普通…」


まあ、そうなんだろうけどね?

そうさせてるのは、つかさだよ???

って、心の中で思ってる自分。



『なんでっ!!』

『二人一緒に登校!?』

『まさか、付き合ってるとか?』

『美男美女でいいなぁ☆』

『憧れの2ショットだね~♪』


学校に近付いていくにつれて、そんな声が四方から。











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