容姿端麗6人組


「それは困るけど…、どうして?」

「だって蓮に言ったら、嘘つけなくて全部顔に出る。舞は鋭いから、それを見破っちゃう。だから、蓮に言ったが最後。全部バレますね。」

「それは俺も分かってた。だから、俊に相談したんだし…」

「二人してヒドいやっっ」


二人の会話に怒った蓮が、二人に向かって言う。


「ハハハハッッ♪悪い、悪い。で、他の二人は?」


颯先輩が笑いまじりに、話す。

蓮はまだふてくされてる。


「怜に言ったら、舞が先輩の事好きって知ってるから。両想いだってわかって、舞に黙ってらんないでしょ?」

「そんな事しないもんっ!」


つかさは怜が怒ったのを見て、はいはい。と言って頭を撫でる。


「智樹はおしゃべりだから、すぐ伝えちゃう。」

「伝えちゃわねーよ!」

「いっつも帰る時。怜に端か端まで、今日あった事を話しちゃうのは誰よ!」

「う……」


残念ながら、つかさに言い返せなかった智樹。

黙ったまま。











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