容姿端麗6人組
「なるほど…。それが誰にも言わなかった理由ね、凄い助かるよ。やっぱり俺の相談相手に狂いはなかった。」
颯先輩が淡々と話した。
そこに、蓮がまた俺に言ってきた。
「お前、よく驚かなかったな。舞の好きな相手は、知らなかっただろ?」
ああ、その事ね。
それは…
「確かに驚いたけど、一応そんな気はしてたし。」
「嘘っ!」
「本当。だって、舞がボーッとしてる時の目線は、いつも先輩の方向いてたし。」
舞が焦って顔を赤くして、下を向いた。
蓮は「そうだったのか?」と、驚きっ放し。
その時、つかさが……
「俊のポーカーフェイスに万歳ね?」
ポーカーフェイス、ね。
まあ、よく言われるけど……
「て事は、俺余計な事した?」
蓮がいきなり、思い出したように言った。
皆はどの事だか分からない、というように蓮を見る。
「ほらっ!俺が舞に、先輩の番号教えたじゃん?」
それを聞いて、つかさが「ああ~、」と言う。
「まあ、いろんな所で予定は狂ってたから。」
俺が言ったのに続けて、つかさも言う。