容姿端麗6人組


はあ…、重たい。

そう思っていた時、聞き慣れた声が聞こえてきた。


「おっはょー♪」


その声に皆が反応して…、


「おはっ☆」

「おはよー!」


と、笑顔で返してる。


あーいーつー!!
アタシにこんだけの事させといて…

ふざけんじゃないわよ。


そう。
聞き慣れた声とは……、


蓮の声。


教室のドアに手をついて、カッコつけてる。

そんな姿を見ていたら、どんどんムカついてきて……、

ダサくしてやろうって、気持ちが沸いてきた。


だから、、、、


ドンッ!!!


「うをっ……」


バタンっ!!



解説をしましょう。


今の状況……

私が、蓮の背中を力一杯蹴ったのだ。

まず蓮の後ろに立って、体を横に向けた。
そして右足を縮めて、そこから足を横にのばして蹴る。

蓮は、数メートル先に倒れた。


すると、クラスの中では…


「飛んだ、飛んだ。蓮くん飛んだ!」

「誰の仕業か、風の仕業か…」


何て言ってる人がいた。


それを聞いた蓮が、


「風で飛ぶか~!こんな所までっ!!」


と、倒れた体勢のまま言った。





< 350 / 447 >

この作品をシェア

pagetop