容姿端麗6人組

・体育祭△蓮side



今の状況が、全くつかめてない。


俺は蹴飛ばされて、床に座ってる。
正直ダサい…

だから、ムカついて蹴ってきたヤツを睨んだんだ。



でも、睨んだ方向に立っているのは、つかさ…

俺が蹴られた所にいるのも、つかさ…


じゃあ、蹴ってきたのは?

………つかさ??


何で?どうして?

怒らせるような事した?

てか、凄い怒ってないか?
つかさ…


この状況って、ヤバイ感じ…だよな。


「…つかさ…?」


本人に聞くのが一番早い。

でも、これって凄い勇気…
だって、つかさ怒ると恐いから。
怒ってるとき、後ろに鬼が見えるからな?

マジ恐い……


「何…」


低い声で、つかさが言った。
てか、めちゃくちゃ恐い。
怒ってるよ…。
声低いし…、軽く睨んでるし…。


「えっと…、今蹴ったのは……」

「私。」


即答……

悲しすぎる。
彼女に蹴飛ばされる、俺。

てか、、


「何か…、怒ってる?」


そう聞いた瞬間、つかさの顔が変わった。


怒りに満ちた顔。

うわっ、ヤバい。
俺、かなりの事したんだな…

これだけ怒ってるし…


原因……、何だ??

怒ってる理由。


んんぅ…


・・・・・。

さっぱり、わからん。





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