容姿端麗6人組


「でもさ。今日の智、珍しく速かったよね?いつもは私に追い付けないぐらい、遅いのに…」

「止めろっ」

「え………」


俺の声に、ビクッと体を震わせた。


「どうしたの?急に…」


今にも消えそうなほど、小さな声で言った。


「智樹の話ばっかりするな……」


俺、完璧嫉妬してる。


本気で他の男に、怜を取られたくない。


親友の智樹にも、負けたくない。














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