容姿端麗6人組
「どうしよ……、この後。」
私ってば、料理とか全くダメなんだよね。
お粥も何にも作れない。
こういう時、
つーちゃんならササッと……
――プルルルルッッ、プルルルルッッ♪
……電話?
ポケットから携帯を取り出して、ディスプレイを見ると……
うぎゃー!
噂をすれば……。
――――――――――
着信:つーちゃん
――――――――――
「もしもーし。」
通話ボタンを押して、電話に出た。
『あっ、怜?』
「うん、どうしたの?何かあった?」
『何かあったっていうか。ねえ、俊と一緒にいる?』
「俊?いないけど……。何で?」
何かあったみたいだね。
俊がどうしたんだろ………
『うーん。蓮がさ、会う約束してたみたいなんだけど。』
「連絡つかないの?」
『うん。まあ、何か分かったら連絡して?』
「分かった。」
――ブチッ
どうしよ……
連絡、してみようかな。
「よしっ」