容姿端麗6人組

・出会い△つかさside



私は先輩に壁へと押しつけられた。

キスをしてくれとせがまれながら。


意味分かんない。

自分が悪いんだろ?って感じ。


もう無理かな?
結構ピンチ……。


でも助けてくれた。
見た目はチャラいけど、イケメンくん。


「つーちゃーん!!」


先輩がいなくなった後、怜は泣きながら私に駆け寄ってきた。


「バーカ!何、泣いてんのよ?」

「だって、だって、つーちゃんがぁ~」

「ごめん、ごめん。私は大丈夫だから、ね?」

「んッッ、、うんッッ…」

「じゃ、行こっか。」


そのまま怜と二人で階段を上ろうとした時、後ろから話かけられた。


「ねー、お礼はー?」


そういえば言ってなかった。


「あぁ…、ありがと。助けてくれて。」

「いいえ、どういたしまして。」


あっさり終わった会話。


さっきみたいに、キスして~
とか言われるのかと思ってた。


男って、単純だし……


でも、この人は違うみたい。


















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