我が家の怪獣について語るときに僕の語ること
そして事件を目撃するのです。

確かその日は休日で、遅い朝を楽しむ至福のとき。

ガラッと部屋の扉が開くと同時に「ストック入りま~す」という妹の声、伸びる手、向かう先は、ドレッサー。

そうです。

彼女は無断で私の化粧品を使っており、更には何の悪気もなくそれらを「ストック」と呼んでいた衝撃の事実。
< 4 / 10 >

この作品をシェア

pagetop