我が家の怪獣について語るときに僕の語ること
目を背けたい現実を目の当たりにし微動だにできない私に気づいた妹は「あ、いたの」と声を発し、化粧品を元に戻し、部屋の外へ。

再び布団を被った私の耳には、遠くから「やべーばれちった」と、声が響いて来たのでありました。

例えば消耗品の場合、借りるのではなく貰うのだと思うし「からあげくん」に対する「1個ちょうだい」は犯罪行為に匹敵するほど、破壊力のある要望だと思うのです。




切ない。
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