日本女児VS肉食獣

「あぁっ…あの時の…」

柊葵に帳のことを報告しにきた人だ。
確かに、この人も桂さんだった。
へぇー桂さんが身近に2人もいたんだ。

「はいっ感動です!!マジサイコーです!かっけーす!!」

何故か、鼻息荒く僕に近付いてくる第2の桂さん。

「は…はぁ…」

すごい…あの…うん。

すると柊葵が、

「…おい、桂」

桂さんを呼んだ。
多分、第2のほうを。

「はい!!」

「あ?」

でも、桂2人ともが返事をした。
当たり前か。
多分、何か呼び名を変えるかな?と思って見ていると、

「……俺の桂」

呼び名を付けるのが面倒なのか、ため息を吐きながらそう呟いた。

「はい!!」

返事は第2の桂さんだけになったけど、

「「何かエロ…」」

帳と桂さんが口に手を当て俯いた。

きっと言葉の感じが、2人には恥ずかしめだったんだね(笑)




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