片オモイ×片キライ
「オマエ、どんだけ
 鈍感なんだよ。
 反応遅すぎ。」

「そ、そんなことないしッ
 亮喜のバカ!!!」

「オマエに、バカって
 言われたくねぇよ。
 それより
 さっき話してたの誰?」

「秀汰先パイ♪
 亮喜と全然違くって
 優しいし、カッコいいんだよぉ」

「あっそ。」



そっけない返事をして

部屋へ向かう。

“そっけない”のは

見た目だけ。

すっげぇ、悔しい。

男と喋った時の

美織のあんな、嬉しそうな顔

初めてみた。

あの男が

正直、俺だったらいいのに

って思った。

胸が苦しい。

これから、どうしよ・・・。

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