片オモイ×片キライ

美織side

引っ越しをして

亮喜と初めて過ごす夜。

まったく

ドキドキしないのはなぜ?!

薄々、気づいてたケド

亮喜を男と思ってないんだなぁ、アタシ。

こんなの、世界中でアタシだけだろうね!

なんか、自信湧いてきたっ

1年でも、100年でも

一緒に住んでやる!!!



「何、ガッツポーズしてんの?」

「へッ?!」



我に返ると

右手に拳が握られてる。

心の中でしてたつもりなのに・・・。



「や、えっとぉ
 これはですねぇ・・・。」

「別にどーでもいいけど。
 それより、飯。」

「は?」

「だから、飯作れっていってんの。」

「あ、アタシが?!」

「美織の他に、誰がいんだよ。
 幽霊と話してるわけじゃねぇんだし。」

「なんで、アタシがッ「俺様の命令だろ?」

「うぅ・・・。」
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