好きの瞬間



「今日は感謝しないよ!だって自習なんだもん!」


そう。晃平は自習なのに起こした。
なんで?なんで私の睡眠を邪魔するのー!



そう叫んでやりたい。
けど、注目浴びるのは嫌だから止めた。



晃平といるだけでも注目を浴びるのにわざわざ自分から浴びたい、とも思わない。



晃平は最初からモテモテだった。
3年になって初めて同じクラスになって…というか初めて晃平の存在を知ったのだけど…



新しいクラスに入ると1つだけ女の子に囲まれてる机があった。
それが晃平の机だった。



女子に囲まれてるだけあってイケメンだったけど…
でも、そんなに騒がれるほどの奴じゃないとは思った。



だってしゃべってみると普通の男子だったし。



< 2 / 7 >

この作品をシェア

pagetop