恋春

心の中



「…え?」



気付いたら朝奈を押し倒していた。



「…」



密室に2人でこの状態…。



ヤバいよな…。



「…ゴメン…」



俺はそぅ言って朝奈から退いた。



「俺…寝る」



…何も考えられなかった。



押し倒した時の朝奈の顔。



自分の部屋のベッドに倒れた。



「…何やってんだ…俺…」



1人、部屋で呟いた。



開いていた窓からはネコのケンカ声が聞こえた。



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