*♥先生の彼女♥*【完】
「優姫??澤本先生好きなの?」
菜々はあたしの顔を覗きながらあたしの名前を呼ぶ。
『・・・あっ!!いやぁ~、何か・・・ビックリ・・・しちゃったなぁー』
なんて事を言ってごまかせようとした。
でも、心は正直で我慢すら出来ずに、
クリアで純粋の涙が頬を伝う。
「だよねぇ~、うちも最初聞いた時めっちゃ驚いたよ」
菜々は笑いながらそう言う。
『だよね~なんかおかしくて涙でた~』
顔は笑っていないのに
作り笑顔を見せる。
そして涙を必死に堪えた。
本当は今すぐにでも阿鼻叫喚したかった。