*♥先生の彼女♥*【完】
「んで~優姫の話は何~??」
菜々は思い出したかのように言う。
『うん。実はね菜々・・・』
あたしは深刻そうな顔をし、菜々を真っ直ぐな目で見た。
「ん?何??そんな真剣になって~」
菜々はへらへらと笑ってる。
まだ夏休み気分が抜けてない様子。
そんなときにこんな話をしていいのだろうかと一瞬、躊躇ったが全部話すことにした。
『あのね、真剣な話なんだ・・・』
「・・・うん」
菜々はさっきと違って口を閉じ目に力を入れた。