*♥先生の彼女♥*【完】
泣いても泣いても、もう先生が起きる事などなく、涙が止まることもなく流れた。
まるで、涙が枯れるまで泣いていた。
一通り泣き終えるまで舞飛は側に居てくれた。
あれから何時間ここで泣いていたんだろう…?
「優姫、大丈夫か?立てる?」
あたしの側で優しい声が部屋に響いた。
あたしは舞飛に支えられてなんとか立ち上がった。
目に映るのは、先生の寝顔。
本当に死んでしまったんだ…。
人間の命の儚さを思い知らされた。