*♥先生の彼女♥*【完】
「あのさ、優姫に話があるんだけど…」
舞飛がそう言い、あたしは『うん』と頷き
あたし達は先生の病室を出て、薄暗い待合室に座った。
「優姫…あのさ…」
あたしは、ウンと頷くだけ。
「実はな…俺、入学式の時に優姫の事好きになったって言ったよな?俺どうしていいか分からなくて兄ちゃんに相談してたんだ…」
『そうだったんだ…』
「そしたら兄ちゃんが大学4年になった6月、俺らが2年の時に学校に教育実習生として来たんだけど…その時、優姫の事見てたらしい…その頃、兄ちゃんには何年か付き合っていた彼女が居たんだけど…知ってた?」
『教育実習に来てた事は知らなかったけど、彼女が居て、赤ちゃん出来たのに…別れたって』