俺様ご主人様


「う…受かっちゃった」


…?


何の事かさっぱりわからない


「なにが?誰が?」


「バイト!!華南が!!」


…?


あ、あたし?


バ、バイト?


バイトに`受かる`
なんてあったっけ?


って…なんのバイト?


「…とにかく、話しがあるから来て」


お母さんについて歩いて行く。


階段がギシギシいう。


狭い茶の間を抜けて
たった6畳位のダイニングへ行く。


そうです。
あたしの家
貧乏です。


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