俺様ご主人様


「し…翔…?」


恥ずかしくって
俯きながら言った


なんで名前を呼ぶだけ
なのに恥ずかしいんだろ…


「はい。よくできました♪」


頭を撫でてくる


「俺様の名前を呼べるなんて…」


あぁ、また始まった


あたしはスルーして


バカでかいベッドの一番端に丸まった


で…翔は向こうの端に…

って、そんなうまく行きませんよねぇ…


モゾッ…


「今日は…これで見逃してやる でも次は無いぞ」


そう言って抱きしめてきた


ちょっと…ここベッド何ですけど


ドキドキ…


心臓がうるさい


初日からこんなんで…
大丈夫なんでしょうか?


不安なまま初日は
幕を閉じた







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