エゴイズム☆キララ
ホケホケしながらトップにあるファイルを閉じていると、一連の動作のまま必要なファイルまで閉じてしまったのだ


しかも保存をしないまま




「み、美亜さん、どうされたんですか?」



瑠璃が怖ず怖ずと美亜に尋ねるが



「あ゙ーーーあたしの半日があー」



少々プチパニック状態だ



「る、瑠璃ちゃーーーん」



心配して傍まで来てくれた瑠璃に抱き着き



「後30分で終わる筈だったのにぃ」


「取り敢えず落ち着いて下さい」



美亜は年下に宥められながら、倒した椅子を元に戻し座った



「はあ〜……、データ消えちゃった」


「美亜さん、ドンマイです」



詳しい説明を受けていないが、瑠璃はこの状況を察したらしく



「私も残って手伝いますので」



優しい言葉を掛けてくれる瑠璃が仏様のように見え



「ありがとう!!」



再度、瑠璃に抱き着いた
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