エゴイズム☆キララ


あ゙あ…あたし何やってんだろ

アンポンチンだよ


考え事しながら仕事なんかするもんじゃないね



はああ〜…




どんなに悔やんでも、起こってしまった事をグダグダ言っても仕様がない



「うっし!!」



美亜は気合いを入れ直し、去り行く社員に目もくれず黙々と勤しんだ






瑠璃も手伝ってくれたが、あまり遅くまで後輩を使うのは気が引けたので9時前には帰って貰った



「あああーあとちょっと…」



誰も居なくなった静かなオフィスに美亜の独り言が響く



「よん に てん ご!エンターエンター!!」



今までにない集中力を発揮し



「タンタンタン!しゅーりょー!!」



エンターキーを押すと直ぐに保存した


二の舞になる前に…




「はあ〜…」



美亜は背もたれに寄り掛かり、う〜んと伸びをした


時計を見ると10時半を回っていた
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