忘れたくない



男の子も気付いたみたいだった



その男の子は優しく
微笑みながら




「....朝、道でぶつかった女の子だよね?」

と聞いてきた



「あ、はい!
あの時はすみませんでした」



私は怒られるのかと思って
肩をちぢこませていた



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