ラブ、LOVE、ラ部!?
やっぱり少し恥ずかしいけど……。

「はいっ!純先輩!」

なんでかな。

嬉しい、なんて思うんだ。

少し近付けた気がするの。

「おーい、何してんのぉ?
早くおいでよっ。」

「へ?」

純先輩に呼ばれて出てきたのは……

「副会長さっ!?」

「その、俺も手伝おうと思って。」

「え?」

うそ。

純先輩だけじゃなくて、副会長さんまで?

嬉しい、なぁ。

「ありがとうございます。
『馨先輩』。」

「え?」

そう声を漏らすと馨先輩は《ふいっ》っと顔を逸らした。

どうしたんだろう。

やっぱなれなれしかったのかな。

「あの、すみません……。
なれなれしかったですか?」
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