ラブ、LOVE、ラ部!?
「いや、そんな事は……。」

???

ますます分からなくなった。

「あのね、カオが顔を逸らすのは嬉しいときとか照れたときなんだよっ。
だから『馨先輩』でいいんだよねっ?」

え?

そうなの?

先輩の方を向く。

「馨先輩でいい。
……………『雛』。」

ドキンッ

そう言って、先輩ははにかんだように照れながら少し微笑んだ。

そんな先輩に思わず心臓が跳ねた。

「はいっ!!」

やっぱこんなでもあたしって女の子なのかな。

笑顔にドキドキしたりして。

少し距離が縮まったと思うのは、気のせいじゃないよね?

あたしこの人達と仲良くなりたい。

先輩達の事知りたい。

先輩達の役に立ちたい。

先輩達と良い生徒会でいたい。

たった一人を除いて。
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