ラブ、LOVE、ラ部!?
なんとなく、どういうものか掴めてきた。

「飲み物とか食べ物は?」

それって、もしかして……。

「ん?あぁ。ほら。」

「はい?」

渡されたパウチされた紙を見る。

「メニュー表だ。」

……やっぱり。

『ラ部』っていうのは……

「ホストクラブなんですね。」

すると馨先輩が一言。

「まぁそんなかんじのものだな。」

「そうだねぇ。確かに似てるねっ。
ねぇ雛ちゃん。
軽蔑しちゃった?」

キュン

純先輩、可愛い。

「いや、大丈夫ですよ。
クラブ、頑張って下さいね。」

確かにあまりいいイメージではないけど、女の子が望んで会いにくるんだったら仕方ないのかな?

お金払ってまで会いたいって思わされる顔だもんね。

てか、そうでもしなきゃ話せない人達なんだろうな。

まぁ、あたしには関係ないし。
< 16 / 24 >

この作品をシェア

pagetop