今も好きだよ。
忘れもしない10月1日
今日はいつもと変わらない朝だった。そして部活が終わって、疲れた体を休めながら着信音のなるケータイを手にとった。
原田 梓 中学1年のまだまだ慣れない部活と面倒くさい習い事としか見てない珠算をやりながらつまらない毎日を送ってた。
先輩に嫌われる事もなく友達もそれなりに出来て何不自由ない…というか逆につまんない。と言い表わした方がいいような人生。
それなりに恋もしたけど、ただの憧れにも感じるような理想で終わった。
…といっても中学に入って初めて「先輩」というものに恋をして、ただ見てるだけ。でもそれだけでも十分幸せ。贅沢はいわない。…そんな感じで今もまだ好きな人がいる。…中村 潤先輩。私と同じ部活のバドミントン部。
私の通ってる中学のバド部で一番強いと思う。そんな先輩の笑顔とバドのプレーする姿に恋をした。話した事があるわけでもない。というか、話せない。
でも何故かそんな事も辛くなかった。「今のままでもいい」そう思ってた。
そんな毎日の中、私とメールをしてる女子の先輩からメアド変更のメールが来た。まとめて送ったらしく、その中にはアドレスがいっぱいあった。「危ないでしょ…」そんな事を思いながら色んな人のメアドを見てた。すると…同じ部活の男子の先輩のメルアドがあった。橋本 結城先輩。メルアドをみた瞬間、イタズラ本能がくすぐられてしまった。前にアキからメールできるって聞いたっけ。アキとは私の小学時代からの友達。結城先輩を好きな女の子。そんな事はよくって…「すいません!!これってゆか先輩のメルアドで合ってますかぁ?」そんなわざとらしいメールを送った。まさかこのメールの返信が。このメールのせいで私の平和だったはずの日々が崩れるなんて思いもしないでー。
< 1 / 4 >

この作品をシェア

pagetop