俺様冷血男×天然泣き虫女

1st-出会い

婚約ー?!

―――バタンっ
ドアが強い音で閉められた。


はぁ...。もう嫌だ。
いきなり親に呼び出されて、来年の誕生日の日に婚約するなんて...。
しかも、その相手は、15歳も年上。
そして、意地悪な顔つき...てかケチそう...。

私だって普通に恋して、普通に結婚して、普通に幸せな日々を大好きな人と、過ごしたいい。
私は、何でこんなところに生まれたの？
私は、跡継ぎだけのために生まれてきたの？
私が生まれたきた意味ってあった？

そんなことをずっと考えていた。

もうこんな生活は、嫌だ！！


そう考えていたら、足が勝手に動いていて、
私は、知らない噴水のある公園に着いていた。

ここどこ？
誰か助けて..。

そんな時、

「よぉ、お嬢ちゃん～！俺らと遊ばね？」
何か３人の不良みたいな人から、絡まれてしまった。
いっつも学校には、執事が車で送り迎えをしてもらってるし、
どっか行くときには、友達と一緒じゃないと、外出禁止だし。
だからあんまり、こんなことがない。
どうしよ...
「なぁ、お嬢ちゃん～どうするんだよ？」
「もうつれていっちゃおうぜ！」
「そうだなー」
...怖くて、声が出ない...。
誰か助けて―！！

その時だった、後ろのほうで声がした。

「おい！そんなとこで盛るなよー！俺が通れねーじゃん！」
え.....