君との関係は旦那様!?【許婚新婚編】
必死に自分の気持ちを落ち着かせようとしていると、
「明さま、今度は顔色が良すぎる……と言いますか少々赤いようですが……」
そう言って柚野さんは手を伸ばしてきた。
「熱でもおありですか?」
額に当てる手。
もう片方は自分の額に当てている。
「これではわからないですね……直接額で……」
「え!?額!?」
呟くと柚野さんはあたしの両肩を掴んで顔を近づけてきた。
ちょ……ちょっと、ちょっと!!
さっき以上に接近なんて……!!!