恋するゲーマー

「健史くーん。
おじゃましまーす」

そう言ってドアを閉めた瞬間
俺は床に置いてあった積木の
車に足を滑らせた。

あいたた。

尻もちを付いたら
今度は目の前から
斧が振り降りてくる。

「ひょえー!?Σ(゚ロ゚)」

俺はかろうじて避けた。

ぐさっ

ドアに刺さる斧の切れ味を見て
本物だと確信すると急に鳥肌が立つ。

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