幼なじみの初恋

「かける、書類まとめた?」

「終わってるよっ」

「サンキュ。あ、次の予定は??」

「1:00からお得意さんと会談だよ」

「おっけ。」


今はるきあの奥さんではなく、

るきあの秘書をやっておりますっ

思った以上に忙しい・・・


「かける、車用意させて」

「はいは~い」


会社の表に車を1台用意させ、

るきあはその間に

髪の毛のセット、身だしなみを

完璧にしてしまう。


「かける、髪の毛」

「え?」

「はねてた」

「あ、ありがと」

「ちょっとだけ時間あるから・・・キスでもする??」

「えっ!!!!」

「はい、文句ないよね、目閉じて」

「ちょっとっ・・・んぅ・・・」


目を閉じる時間さえ許してくれるはずは無く、

るきあのいつものいつものような

深いキスがアタシを狂わせた。


「るき・・・ぁっ・・・」

「声出すなよ」

「ちょっ・・・んぁっっ」

「聞こえんだろ、声抑えろ」

「無、理っ・・・できな・・・ぁっ、い・・・」


甘い吐息が口から漏れる。

社長室で何やってんだろ。

しかも社長と秘書。

まー籍入れてるけどさぁ・・・






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